気づいたときが綴り時

下書きを溜めこまないのが目標。不定期更新

誕生日

9月は、自分と、それからとても大切な人が誕生日でした。

いつのまにか大好きになった、太陽いっぱいの夏が終ってすぐのこと。楽しいことって終わりを感じるとたまらなく寂しくなってしまう。

でも、冬のおわりから徐々に高まっていく暖かい季節に向けてのうれしさみたいなものは、この9月のお陰で少しだけ長く息をしている。

 

***

 

生まれて約四半世紀の時が流れて

大人になってみればなるほど、ここまで自分一人でしてきたことなど何も無いと気付くことだらけだった。

いまの自分を造っているのは、昨日のあれ、のような出来事ではなく、食べたものが命に変わっていくように細長く積み重ねた日々だ。

長いこと実家ぐらしをしていた私だ、

お母さんが作ってくれていたゴハンや生活環境のお陰でいまはまだ元気なんだろう

ここからは、自分で近い将来に生きる私を養っていかなければ。

 

 

とても大切に育ててもらったと思う、

小さい頃を今振り返っても。

周囲の人の愛情というのは小さい頃がピークで、大人になればなるほど本当に一部の人しか自分を見てくれなくなって

なんだか遠い昔の温かさのように思えるけど実は違う気がしてる。

それを最近は、誕生日の度に感じます。

 

いつも歌から言葉を借りてしまうけど、これが今わたしの中に流れていることばだから

わかりやすいと思う。

書いてしまおう。

 

Five hundred twenty-five thousand
Six hundred minutes
Five hundred twenty-five thousand
Moments so dear
Five hundred twenty-five thousand
Six hundred minutes
How do you measure
Measure a year?

 

In daylights
In sunsets
In midnights
In cups of coffee
In inches
In miles
In laughter
In strife
In five hundred twenty-five thousand
Six hundred minutes
How do you measure
A year in the life

 

How about love?
How about love?
How about love?
Measure in love
Seasons of love
Seasons of love

 

アメリカのドラマ『Glee』で知った、Seasons of Loveという曲。

一年、52万5600分という大切な時間。

人生における一年を語るには何をものさしにすれば良いのだろう、

夕焼けの回数?コーヒーを飲んだ回数?それとも笑った回数?

いや

愛で測るのはどうだろうか

愛という季節ではかろう。

 

 

そんな歌。

The Quarterback という回で

何に向けられた歌なのかはみている人は全員分かっている、そんな冒頭の

どんな言葉も今の気持ちを表現するに値しない、そんな場面で

物語と、そこにあった本物の人生に対して歌われる言葉一つ一つに涙がとまらなくなった。大好きな曲だ。

 

 

 

一つ歳を重ねるたびに、

 

その一年を支えてくれた人たちの顔が浮かぶ。

いつもお世話になっている人は大体決まっているけど、なかにはほんの少しの関わりの中で心を寄せてくれた人なんかもいて

 

一つ年を重ねるたびに、

 

わたしの人生に愛が蓄積されていく、

そんなふうに思うようになったよ。